2008年3月アーカイブ

おとといの夜は福岡の西南学院大での「七つのピアソラ」ライブに出かけてきた

わたしが見たそのライブの告知文は以下のようなもの。

・・・

「七つのピアソラ」ツアー
http://web.mac.com/travessia115

書家・乾千恵がピアソラへの思いを渾身に綴った画文集「七つのピアソラ」。
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0241570/top.html
そこから広がった「千恵」の輪のアーティスト達による無二のライブ!

出演:
ジャン・サスポータス(ダンス)
オリヴィエ・マヌーリ(バンドネオン)
齋藤徹(コントラバス)

ゲスト:トリオ・ロス・ファンダンゴス(いわつなおこ、秋元多惠子、谷本仰)

※ダンスのジャンは23日東京で千秋楽だったピナ・パウシュの「ヴッパタール舞踊団」に出演のため来日、その後この「日本の仲間」とのツアーに参加。
※世界的に活躍する齋藤徹のコントラバスは、弦楽器であり、打楽器であり、歌うクジラであり、疾走する馬である。
ピアソラをテーマに、しかし即興的な、何が飛び出すか判らない一夜だけの空間です。
九州では福岡公演のみ!逃すともう無い機会!

・・・

これはどうもやばめなライブだぞ~~という予感を受けとり行って参りました!


息子は親戚にあずかってもらい、娘だけ連れて行きました。
ライブ後半は娘をtaniseさんがロビーでみていてくださってライブを堪能させてもらいました

ひとのご厚意でわたしが音楽やダンスに触れる素晴らしい時間を過ごせること
ほんとうにものすごくありがたく、
この感謝をなにか別の形で返していきたいと切に感じました


そしてライブについてですが、
もうほんっとうに素晴らしかった
その場に存在できたことを幸せだと思えるライブ、なかなかないことでした

オリヴィエ・マヌーリさんのバンドネオンと齋藤徹さんのコントラバスは時に打楽器にもなりながら呼応して展開していく

ジャン・サスポータスさんのダンスは、「気」が研ぎ澄まされていて、踊り始めた瞬間に空気がものすごい変容をおこす。
かといって大げさなものでなく、
ありとあらゆるものを越えたひとだからこそたどりつきうる「ありのまま」の踊りのように感じた。

それぞれの曲の背景になるテーマもなにも知らず聴いているのに、
「音そのもの」「からだそのもの」のつくりだすなにかにひっぱられひきつけられ、
そして思わぬ幕切れにハッと胸をつかれる
頭で考えるのでなくからだで感じられる世界

後半はゲストのトリオ・ロス・ファンダンゴスが入り、
躍動的な音が踊り、遊び、ぐんと体感的に音が胸に迫ってくる
日々磨かれている技術に裏打ちされてこその「自由」さ

みていて何度も涙がながれてしまった

「このひとたちみたいな大人になりたい」と思った

そして、みていて突然頭に湧き上がってきた言葉があった

「表現は吹き抜ける一陣の風である」


吹き抜ける風や、金色の雨や、低くたれこめた曇り空には言葉はなく説明はなくただありのままにダイナミックにそこにあり、
でもそのもので完全に極まっていてうつくしい

「これを表現するんだ」なんてことじゃない
風そのものが与えるもの

それを受けとったように感じたのだった


アンコールを求める拍手は心から「どうかもう一曲!」と思い求める気持ちだった。ほかのお客さんも同じ気持ちだったんじゃないかな
「もう少しだけでもこの完全に満ち足りて溢れた場が続いて欲しい、聴かせて欲しい」と思った

終演後の受付の売り場のお客さんの熱気も「この感動をなにかの形で持ち帰りたい」という気持ちだったのじゃないかな
わたしもそういう気持ちでなにを買い求めるか考えたすえ、「月つき人ひと石いし」という乾千恵さんの書が入った絵本を持って帰ることにした

その絵本の「風」のページにはこう書いてあった



「かぜが きのうを きょうにつなぐ」




NHK朝ドラの「ちりとてちん」を最近ずっと観ていて、それが昨日終わった。

上方落語界で初めての女流落語家として色々な出来事を乗りこえて成長していく主人公の姿。

最終的に主人公は子どもが出来て落語の常打ち小屋が完成した時点で
落語家としてでなく「おかみさん」として生きていくことを決意した。

わたしはそれを観て、「あぁやっぱりそれを選ぶのか」
と初め「やはりそれが誰もが納得できる結論なのか?」と
自分に照らして胸が痛くなってしまったのだけれど、
ちがう見方で主人公の決断を見つめてみた

主人公は物語の終盤で、
「自分がこのまま創作落語を続けていくことがほんとうに上方落語を継いでいくということなのか?」
という問いを持っていた。
そして「おかみさん」「母親」として継いでいくことを選ぶのだ。

そして、自分に照らして考えたことは、
「ただ色んな場所で踊るというだけを続けていても私は自分の本当の目的は達成できないだろう」ということ、
そして
「『わたしが継ぎたいこと』はなんなのかを明確にしなくちゃいけない」ということだった。

恥も外聞もなく書いてみよう


わたしが継ぎたいこと

・藤條虫丸さんや田中泯さんのように、農と踊りを同時におこなっていくこと

・臍下丹田を中心とした身体の使い方と呼吸を基本としたからだの在り様を突き詰めて伝えていくこと

・自然のリズムとともに誰もが生きられる方法を探していくこと

・「なにももたない庶民」が生き残ってなにがしかの自由を手にして生きていく道を探ること

・「地方」や「田舎」を元気にしていくこと

・多民族が共生するための道を拓くことに関わっていくこと

目先のことに捉われずにちゃんと遠くの目標を見据えて
日々すこしずつ願晴って歩いていこう と思う

 

結果的にまわりからみれば「おかみさん」として表舞台にあがることない生き方になったとしても、
ほんとうの目標をみすえてそのために生きることができさえすれば、
自分の名前が世に出なくてもかまわないのだと思う。

機会があればこれからも人前でも踊っていきたいけれど、
それはあとでついてくることなんだ。

裏方さんがいてくださってはじめて舞台に立てることを忘れちゃいけないと思う

 

大学時代に舞台照明をやってた時は舞台に立つのとはまたちがう喜びがあった

「ひかりをあてる」という視点をなにをしていても忘れたくないと思う

夫がもうすぐ沖縄からバイオディーゼル車で全国をキャラバンしながら自然学校を開催しつつ北海道の洞爺湖サミットを目指すという仕事に入ります。

その準備で先日沖縄に夫が行っていたのですが、そのとき出逢ったというカクマクシャカという地元・沖縄を中心に活動するラッパー・ミュージシャンの曲を夫が何度も「聴いてみて」というので、料理の合間にどんなものかなーとさほど期待せずに観てみたら、

涙が、どっと溢れてしまった

それは2004年8月に起きた沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故に抗議してつくられ無料配布された曲で、わたしがみたのは2007年に辺野古で行われたライブの映像だった

辺野古ではいまジュゴンが棲んでいる海を埋め立てて米軍基地がつくられようとしている

DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカ「民のドミノ」in 辺野古
http://www.youtube.com/watch?v=Kfx-WUh4E4g&feature=related

歌詞はこちらです(フリーダウンロードもできるようです)
http://akagawara.com/sp/tamino_domino.html


怒りの臨界点ギリギリの所で叫んでいるようだと思った
もう「うた」という形は越えて、
怒りという感情そのものに肉迫しているように
ラップであればそれが可能になるのだと感じた


沖縄国際大学にヘリが落ちた2004年の夏、日本のメディアはアテネオリンピックに夢中で、
そしていま2008年、北京オリンピックを前にしてチベットで暴動が起き、多くの市民や僧侶が殺され拉致されている

『平和の祭典』って 一体誰にとって?

中国に長い間踏み躙られてきたチベット、
チベットの人たちはとうに怒りの臨界点を越えてしまった
『ほんとうは怒りたくなんかないのに』

ダライラマ14世は言う
『私は彼らを友人だと思っているんですがねぇ』と


カルチャークリエイティブという米国で活発になっている動きについて「100万人のキャンドルナイト」を始めた辻信一さんが最近紹介している

米国の主軸であった近代主義と伝統主義に加え、CCは「第三の潮流」であるという。
それは「もうひとつの世界」の可能性を提示する動きで、
日本はその言葉を輸入する時にソトコトという雑誌がLOHASという言葉にかえて、その言葉の意味がかなり狭まってしまったらしい。

今までロハスという気取った響きにどうも共感できず、
ラブアンドピースという言葉はどこか嘘くさく感じてきた。

だけど、「カルチャークリエイティブ」という言葉なら受けとめられるような気がしている


怒りの臨界点 そして 涙の臨界点

わたしはカクマクシャカの叫びを聞いて涙を出してしまったけれど、
ほんとうは簡単に泣いてしまってはいけないんだ
泣いてすっきりしてしまってはいけないんだ

溜め込んで、沈静して、そして自分だけのフィルターを通して、
『ちからを抜いて、呼吸して』
なにかを つくらなくちゃいけない


カクマクシャカは私の二歳年下、夫と同い年

何年かすればわたしはもう若者の範疇から外されてしまう

いまできるかぎりあがかなくてどうする



道を探るんだ じぶんだけにできる方法を じぶんだけのやり方で


きのうは娘が感染性胃腸炎にかかってしまって、
朝からずっと吐いてて可哀そうでした・・

休日でも診てもらえる病院に連れて行ってみてもらって処置をしてもらってホッと一安心。
胃腸炎がいますごく流行っているのだそうで。

この病院は無駄に薬を出しすぎない方針のようです。
以前かかりつけだった病院はいつもこれでもかと大量に薬が出ていたので、かなりギャップがあります。
でもあまり薬に頼らない方がからだの力を弱めないんじゃないかなと感じて、かかりつけをこっちに変えようかなと思っています。

今週末22日は、垂水のBlueMoonCafe近くの浜辺で開催される
「月と太陽なにやっ展」というイベントに参加して踊らせてもらおうと思っていました。

でも、娘の胃腸炎はまだ下痢は4~5日続くはずとのことで、
ほかのお客さんにうつしてもいけないので
今回の参加はあきらめることにしました。

残念だけれどまぁしょうがないか! という感じですむふっ

楽しそうなイベントなので、行けるかたはぜひ!
イベントは20日からスタートで、22日は夕日の頃からアコースティックライブだそうです♪

参加するのはzakさんという民族楽器奏者や、萩原さんという造形作家や「やねだん」というアーティスト集団など。

ちなみに、やねだんの本拠地の柳谷集落は「行政に頼らないむらおこし」をして注目されている所です。
空き家対策として、「迎賓館」と名づけた家に格安家賃で芸術家に住んでもらったりしていて今も芸術家募集中してるそうで面白いなぁと*
http://www.yanedan.com/index.html

こんな風に地方の動きがもっと色んなところで元気になるといいな~


娘のからだがきついのだからなるべくずっとそばにいて安心させてあげたいなと思います 
寝ているあいだになるべくさっさと家事は片付けて。。
息子にはうつらないといいなぁ・・家族がうつらないのは難しいらしいけれど 手洗い・うがいマメにさせてあまり娘にくっつかないようにしなくてはあせあせ(飛び散る汗)


したいこと これからの課題などいまも色々とあるのだけど、
いちばん大切なのは 【日常】

きばらずに ちゃんと たいせつに したいんだ


息子が春休みに入ったら福岡の実家に遊びに行こうかなと思っていて、
北九州や福岡にも行けたらなと思っています。
交換稽古に参加したり、なかなか逢えなかった人たちに逢いにいけたらいいな~

春だから紫川原人やるってのも楽しそうだな~~


行く日にちが決まったらまた日記に書くので
よかったらその時は誰か遊んでください!

前からつくろうと思っていてアドレスは確保していたのですが、

今日からブログをちゃんと始めることにしました!

ブログをつくってくれた夫に感謝です*

 

これまでmixiというソーシャルネットワーキングサービスを使用して日記を書いてきていたのですが、

今年の4月から規約が変わり、ユーザーの著作権をmixiに侵害されかねない事態になっているので、

実害があるかどうかはともかく今後を考えて日記をmixiからブログに移すことにしました。

今日以前の日付でアップしてある過去の記事はmixiで書いた日記から抜粋したものです。

まだ完全に引越しは終わっていないのですが、3月27日までに引越しを完了する予定です。 

 

これを機にmixiではつながれなかった方々ともつながっていくきっかけをつくっていけたらと思っています*

 

しろうとなので、ブログにアドバイスなどありましたらぜひ皆さま色々教えてください^^

 

どうぞこれからよろしくお願いします!!

 

わたしの踊り研究所 管理人 まさやん(masayang)

 

南方 という志向性

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この間の日曜は市内のドルフィンポートと天文館山形屋前でソロで踊ってきました

5分程度で明るめの雰囲気で、とのことだったのでその路線で選曲を考え、熊本で共演したことがある川原一紗さんというアーティストの「春風」という曲を持っていって踊ることにしました。
それと緑色の傘を持参。

舞踏を始めてすぐ位の頃から傘はよく踊りで使っていて。
傘はなにか面白いところに存在している気がします
いくら便利になっても雨の中に出て行くときはいまだにひとは傘を使うのだな、雨からかばいきれず濡れてしまう不完全な道具なのに と。
そして、晴れた日に傘をさすのもおかしくて好きで。


ドルフィンポートは屋根なしの野外なのでさんさんと陽を浴びながらのものになった 足元は木製のデッキであたたかかった
空間の広さを使い切れなかったように感じた。
場当たりをする時間がなかったのでからだで広さをはかれていなかったように思う。
からだがうまくほぐれていなかったところもあり少し固かった。
日々の稽古を大事にしなくてはと思った。

でも光が降り注ぐのをはっきりと感じることができたのはよかった


山形屋前は商店街のアーケードの中で、屋根の部分が教会を思わせる作りで、半透明の屋根から柔かい光が落ちてくるような場所でした。
石造りになっている足元は冷たくて、冷たい土を連想した

お客さんが100から200人ほどいて、かなり近い距離で囲まれているなかで踊りました

お客さんの息遣い、おのおのがもっているなんらかの気配みたいなものが感じられて うけとり、揺らし、振動して、放ったり

光がやっぱりたえまなくそこにあった

街中で一応屋根のある空間に関わらず 人を感じられたためか逆に有機的な感じがして生きやすくのびのびできた

踊っているときは娘をシェリーさんというダンサーの方に抱いていてもらったのだけど、そのとき娘が「ママ いたー キレイ」と言って感動されたそうで。
きれいというボキャブラリーがあったのかーとちょっと嬉しかった。

見ていたお客さんのひとりが「すばらしかったです」と言ってその人が働いているらしいプラネタリウムのパンフをくれたのも面白かった。
なにか関わろうとしてくれたことが嬉しかった。

同じイベントに参加したほかのダンサーの方とは人見知りなのであまり積極的に話したりできなかったけれど少しは交流ができたので今後につなげていけたらいいな。

いい機会をいただけて感謝です

その前日に観に行った琉球舞踊の方とも連絡先を交換したので、
出逢いをつなげていけたらなと思っています。


今回のイベントではわたしは「即興舞踏」の踊り手として紹介してもらったのですが、色々なジャンルの方と触れることを通して、自分の踊りの打ち出し方について考えることが増えてきました。

いま、「南方」という志向性をもって踊ること について考えているところです

琉球舞踊とつながっていくことを確かめたことと、
アフリカンダンスやエイサーの方と共演したせいもあって。

「東北歌舞伎」という概念を打ち出していた土方巽、
わたしの軸足は九州にあって、視線は南を向いているところがあって。

いまのダンスの大勢はやはりバレエやモダンダンスを通ってから成り立つものが多く、私はその通り方以外にもダンスは成り立つのではないかな と考えているところです

南にもたくさんの舞踊はあります
そしてそれらはバレエとはちがう存在方法のチャンネルを持っているように思います

一方で、ジャンルにとらわれないという行き方も気になり、
土着性を打ち出すことと「自由になっていくこと」についてどう考えるべきなのかなぁ

などと考えているところです

まだまだ深く思考できたらなと思います



よし 今日も新しく始めていこう



明日私が立つ地点

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あした(3/2)、鹿児島市内のイベントにソロで舞踏で出演します
http://www.synapse.ne.jp/kpa-tdc/

NPO鹿児島パフォーミングアーツが主催する3/7のイベントの宣伝を兼ねたミニイベントです
公演のページはこちらです*(こちらにはわたしは出ませんけれど)
http://www.synapse.ne.jp/kpa-tdc/index.files/Page799.htm

あしたのイベントは2ヶ所で出る予定です

13:00?13:30 in ドルフィンポート
15:00?15:30 in 納屋通り(天文館の山形屋の辺り)

無料の野外イベントになってます。
共演者の方は、エイサー・アフリカンダンス・ブロードウェイダンス などだそうです。

わたしはトップバッターのようで、出演は5分程度です。
今回は明るめの雰囲気にしてみるつもりです
ありがたく機会をいただいてきます

ちょうどお近くに来る予定のある方はよかったら*




きらきらするもの


くるしみのそこできらきらするもの


さらさらとこぼれた砂がうつくしい様子で溜まっていて


きらきらしている



ゆれる ゆれる  風が



手放したものは もう 遥か

ひろがっていく  空が  草原が    ずんずんどんどん広がって


もうせかいをかこむみたい



ひかってる  ひかってる  ひかってる


すべてをわすれていくみたい


すべてをおもいだすみたい



ふと地中のあなに手をのばせばぐーーんとひっぱられて深い深いところにぎゅーんと行って、そしてぐいーんとひっぱられて飛び上がって
 ふわりと 着地する


足先が宇宙だったり  手先が地面だったり  目が空気に溶けたりして

境目がわからなくなるように  


  ともに呼吸する



中心が丹田にあって  呼吸があって  それいがいはいったいどこに『在る』 のか


ほんとうの在り処をおもいだすように


還っていく




 そんな風に 呼吸する




 真っ白になって ゆだねる


 

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